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ロータス・カルテット 新聞・雑誌 掲載記事

サラサーテ '18. 6月号


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音楽の友 '18. 5月号


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'18. 4月5日 読売新聞 夕刊


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'18.
3月15日 朝日新聞 夕刊



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'18. 2月20日 朝日新聞 朝刊 京都版


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'17. 12月27日 毎日新聞 夕刊 大阪本社版


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'17. 5月29日 朝日新聞 夕刊


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音楽の友 '17. 2月号 コンサートベストテン2016


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いずみホール Jupiter Vo.158 June/July 2016


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ぶらあぼ '16. 3月号


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'16. 2月3日 毎日新聞 夕刊


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'16. 2月1日
関西音楽新聞


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'15.
12月25日 読売新聞 夕刊



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ぶらあぼ '16. 1月号


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ぶらあぼ '15. 12月号


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サラサーテ '12. 10月号


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ストリング '11. 5月号
 

巻頭グラビア

       

本文1

本文2

本文3
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関西音楽新聞 '08. 11月1日


熟成にむかう緻密なアンサンブル
ロータス・カルテット演奏会


 ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を、さまざまな弦楽四重奏団に2、3曲ずつ割りあてて、シリーズ全体でチクルスをおこなうという試みである。そのうち第3番と第15番を担当したロータス・カルテットは、約2年ぶりの関西での公演。前回(06年8月1日付本紙に掲載)でもみられていたこのSQの方向性は、熟成にむかっている。すなわち、倍音による厚みをもった音響をメンバーで共有し、それにより醸し出される親密さのなかで、音楽自体に寄り添っていこうとする姿勢である。
 第15番の第3楽章モルト・アダージョがその際立った成果だったろう。音楽としてあらわされた感謝の祈りのハーモニーの、その美しさに強くうたれたが、それを下支えしていたのは、その血肉化された緻密な和声感なのだ。肉声(第2ヴァイオリンとヴィオラ)の音色の充実に加えて、今回は外声(第1ヴァイオリンとチェロ)がそれらに接近したような印象。とりわけ第1ヴァイオリンは、先導しようとする力みがとれ、低音から積み重ねられた響きのなかで戯れる術を身につけたようだ。第3番の第1楽章で弦の切れるアクシデントも、緊迫したものには映らなかったほどの自然体。
 中プロにウェーベルンの弦楽四重奏曲(1905)と6つのバガテル作品9を選んだのも、安定した和声感を武器に、和声/無調の対比を引き出すことを狙ったとしたなら、自らの美質をきちんと認識し、最大限に活かす戦略だといえよう。
9月25日・いずみホール
(今田健太郎)



音楽の友 '08. 12月号

 ベートーヴェンの弦楽四重奏作品のすべてを、国内外の8つの弦楽四重奏団によって演じ分けさせようといういずみホールのシリーズ企画の第5夜で、ロータス・カルテットの出演。ロータス・カルテットは、1992年の結成、元は、日本人女性の4人組だったが、いまは、第2ヴァイオリンにドイツ人男性を入れて、日本人女性3人との組み合わせ。シュトゥットガルトを本拠に、ヨーロッパを中心に活躍している。
 「自然体の音楽」というのが、このグループの特徴。肩に力を入れず、いわゆる“力演型”ではない。それでいて、音楽の奥が深く、説得力がある。初期の「第3番」と最後期の「第15番」の弦楽四重奏曲。そして、その間に、ウェーベルンを2曲挿入したところが意味深い。
 ベートーヴェンの「第3番」は、古典的な様式美を保ちながら、どこかに“不安”を漂わせるところが、このグループの体質で、「第15番」は、通常、ドラマティックになりがちのところを、さりげなく、やってのける。ウェーベルンの、ニヒルな甘さも、独特の表現で、どこか、ベートーヴェンに通じるものを感じさせた。常設の日本人弦楽四重奏団が、海外で活躍していることがうれしい。
9月25日・いずみホール
(日下部吉彦)



日本経済新聞 '08. 10月7日 夕刊


新聞記事画像




月刊ぶらあぼ 
'08. 7月号 ぴっくあっぷ


奥が深いのはネーミングだけじゃない!!


 「ロータス」とはギリシャ語のlotusにもとづく言葉で、ハス、睡蓮などをさす。もとより仏教にも非常に関係が深いし、古代ギリシャやエジプトでもさまざまなシンボリックな意味をもっていた含蓄のある言葉なのだ。その名を冠したのが、「ロータス・カルテット」。近年、日本でも腕利きの若手の弦楽四重奏団が続々誕生している状況だが、このクァルテットは主要メンバーが日本人ながらも、シュトゥットガルトを拠点にクァルテットの伝統精神を受け継ぐ、まさにユニークな存在。東洋と西洋のそれぞれの美点をあわせもつこのクァルテットは、まさに「ロータス」の名にふさわしい。
 メンバーは、ヴァイオリンの小林幸子、マティアス・ノインドルフ、ヴィオラの山碕智子、そしてチェロの斎藤千尋。ノインドルフは2005年からの参加である。この9月から10月にかけて行われる日本ツアーでは、ベートーヴェンを中心にした弦楽四重奏の名曲中の名曲に挑む。クァルテットの世界では現代曲や委嘱新作を中心に取り組む団体もあるが、ロータスは今回はあえて古典に的をしぼっている。18世紀後半の市民社会の台頭とともに生まれたクァルテットというジャンルは、まさにヨーロッパ精神の体現だが、ロータスはすでにメロス、アマデウス両弦楽四重奏団の薫陶を受け、その伝統をしっかりと熟成させてきた。2年ぶりの日本ツアーで、その成長ぶりにじっくりと耳を傾けたい。
文:伊藤制子


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