2017年 3/17

ライヴノーツ・レーベル山田一雄、第二弾!
得意のマーラーで魂が乗り移った様なオケを自在にドライヴする。
『山田一雄 マーラー 交響曲第4番』LIVE CD 4/25発売!



指揮:山田一雄

ソプラノ:大倉由紀枝
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

◆モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
◆マーラー:交響曲 第4番 ト長調
◆ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番 ト短調

 山田一雄(1912-1991)は東京音楽学校(現 東京藝術大学)ピアノ科を首席で卒業しているが、同時にクラウス・プリングスハイム(1883-1972)に作曲を師事している。プリングスハイムはグスタフ・マーラー(1860-1911)に学び、ドイツで初めてマーラーの交響曲全曲演奏に挑んだ指揮者であったのだが、第一次世界大戦後の経済苦境のためにそれは完結することなく、1931年に東京音楽学校に招かれて来日。 東京音校定期を指揮してマーラーの交響曲第2番、第3番(全曲)、第5番、第6番、第7番の日本初演を実現している。
 プリングスハイムの生徒であった山田は時には打楽器奏者として演奏に参加するなどして一連の日本初演から絶大な影響を受けたという。
 
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 山田のマーラーへの傾倒は彼の自作にも色濃く反映されることなり、特に1944年に作曲され、マーラーの第4交響曲とともに1945年、つまり敗戦の年の1月の日本交響楽団(現 NHK交響楽団)定期公演において 山田自身の指揮で初演された管弦楽曲「おほむたから」op.20 (「おほむたから」とは天皇の大きな御宝、つまり天皇の臣民)ではマーラーの第5交響曲からの影響を鮮明化することにより、この国の悲壮な行く末を暗示している。
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 マーラーに深く傾倒し、その作品を度々取り上げていた山田一雄だが、現代に生きる私たちがその演奏に接することのできる可能性は非常に限られており、現在正規に販売されているCDを思い返してみても第2番(京響)第5番(N響)第8番 (都響) 花の章(日本フィル)第9番(新日本フィル)といったところであろうか? そこにこの度 神奈川フィルとの第4番が加わることとなった。
ライナーノートより抜粋

録音:
神奈川フィルハーモニー管弦楽団第64回定期演奏会
1986年4月22日 神奈川県立音楽堂 ライヴ録音
¥2,000(excluding tax)LIVE NOTES WWCC-7836

Producer: Yutaka Kojima
Mastering Engineer: Takashi Ikeda
Master Recordings: Kanagawa Philharmonic Orchestra Archives
Photographs: Japan Century Symphony Orchestra Archives
Designer: Takanori Sugii
Licensed by Michiko Yamada, Yukie Okura & Kanagawa Philharmonic Orchestra


Co-Production:
LIVE NOTES Nami Records Co.,Ltd
Kojima Concert Management Co.,Ltd


山田一雄プロフィール

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