2007年 ポーランド・フィテルベルク国際指揮者コンクールで第2位を受賞した、中国の若手女性指揮者チェン・リンが、2009/10シーズンから、上海交響楽団 音楽監督補佐・レジデンスコンダクターに就任することが決定した。
上海交響楽団はその歴史を1879年にまでさかのぼることができる、アジア最古のオーケストラであり、現在中国で最も優れたオーケストラの一つである。
チェン・リンは2005年から2007年まではアメリカ・シンシナティ音楽院コンサート・オーケストラの音楽監督なども務めており、特に小澤征爾氏からの信頼も厚く、2005年には小澤氏の推薦で大阪センチュリー交響楽団を指揮してデビュー。 2006年にはサイトウ・キネン・フェスティバルにも招かれているほか、小澤氏が指揮するオペラなどでのアシスタントをしばしば務めている。
チェン・リンは今月にはウィーンのシェーンベルクセンター主催のプロジェクトで難曲シェーンベルク:室内交響曲第1番を指揮しており、名門上海交響楽団の要職への就任を契機に今後更なる活躍が期待されている。
チェン・リン
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