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2005年 7/22 | ||||||
湯浅卓雄と新日本フィルがナクソスに大木正夫を録音 | ||||||
この5月には、深井史郎のディスクがリリースされ、またまた大きな反響を引き起こしたナクソスの「日本作曲家選輯」であるが、去る5月1,2日の両日には、すみだトリフォニーホールで、大木正夫の作品のレコーディングが完了した。指揮は湯浅卓雄。オーケストラは、新日本フィルハーモニー交響楽団である。曲目は、原爆の惨禍を描いた交響曲5番《ヒロシマ》(1953年作)と民謡も出現する軽妙な《日本狂詩曲》(38年作)という対照的な2作品。4月30日に、本誌のインタヴュアーとして、湯浅氏に話をうかがった際に、2作品のスコアを拝見させていただいたときには、それぞれ表紙には、交響的幻想曲《ヒロシマ》と《日本狂詩曲第1番》と記されていたのを確認したが、前者は数回改訂と改題が重ねられ。後者は第2番が存在しないため、アイヴィ・サイドからの情報では、前述の表記に落着きそうだということだ。参考になる音源や資料がほとんどない大木正夫のスコアと対峙しつつ、湯浅卓雄がオーケストラを巧みにまとめつつ、白熱した音楽を引き出すことに成功したという話を、山尾敦史氏をはじめ、複数の人から耳にしているので、リリースがとても楽しみである。 レコード芸術 2005年8月号 RECORD & RECORDING NEWS 満津岡信育より転載 |
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