KCMチケットサービス(全国共通) 0570-00-8255/KCM Tokyo 03-5379-3733 (平日 10:00〜18:00/土日祝 休業)

 
Carte Blanche!
小峰航一(ヴィオラ)CD発売記念
関西弦楽四重奏団 京都特別公演 代替公演

         
       
  小峰航一 関西弦楽四重奏団  
 
小峰航一(ヴィオラ)からのメッセージ
↑画像をクリックすると動画がご覧いただけます。


                〜コンサートに寄せて〜


 留学時にフランスでよく目にした「カルト・ブランシュ」なる言葉は、クラシック音楽だけでなく様々なジャンルの音楽家が好き放題やる企画のイヴェント名であったり、はたまた自由な創作料理名だったり、個性的なお店の名前だったり、兎にも角にも「やりたい放題」の意を持つ言葉です。
 私、小峰航一の「カルト・ブランシュ」では何をやりたいか?言えば、やはり敬愛するヒンデミットと大好きな弦楽四重奏につきます。そしてそのヒンデミットと弦楽四重奏が組み合わさった問題作も…2作目のCD「ダイアローグ」発売記念としまして、やりたい放題、好きな作品を集めた演奏会を開催したいと思います!

 1作目「モノローグ」に続き、こんなに早く2作目のソロCDとなる「ダイアローグ」を完成させられるとは思ってもみませんでした。レコーディングは演奏会とはまた違った集中力と緊張感があり、この経験を経た後には自分の演奏や曲に向かう姿勢が大きく変わっていく感覚を持ちます。前回同様1日10時間位の演奏し録音し続ける長時間だった今回のヒンデミットのレコーディングでは、途中何かヒンデミットから語りかけられているような、不思議な感覚を持ちました。これは普段から仲間や生徒に語っていることですが、ヴィオラの達人であったヒンデミットの作品を演奏すると確実に楽器が鳴るようになります。それは作品と集中して向き合う時に、自然と演奏法をヴィオラの達人であった作曲家が教えてくれるからなのでしょう。レコーディングの最中でも、演奏中に数多くの改善点が見つかったり、今まで見えてこなかったような隠されたフレージングが見つけられたり、そしてレコーディングの後、尚一層ヒンデミット作品に深く向かい合えている自分に気付きます。これから先ももっともっと、そしてずっと弾いていきたいヒンデミットの無伴奏ソナタです。
 
 関西弦楽四重奏団にて演奏するのは、フーゴー・ヴォルフの「イタリアン・セレナーデ」とベートーヴェンの「大フーガ」。何度も演奏している大好きな作品ですし、両名ともヒンデミットに大きく影響を与えている作曲家です。ちなみにヴォルフの「イタリアン・セレナーデ」はレーガーが管弦楽版に編曲していて、それには長大なヴィオラ・ソロの指定がありほぼ協奏曲のような編曲になっています。いつか演奏してみたい… 「大フーガ」は説明不要の名曲ですが、かのグレン・グールドをして「20世紀における対位法のの達人」と言わしめたヒンデミットの作品との組み合わせは、どんな化学反応が起こるのか楽しみです。
 そしてヒンデミットの問題作「朝7時に湯治場で2流のオーケストラによって初見で演奏された『さまよえるオランダ人』序曲」。題名からふざけていますが、内容もこれでもかというほどふざけきっています!!!乞うご期待。

 好きな作曲家の好きな作品を組み合わせて好き放題のプログラムを考えるのは何にも増して楽しいものでした。ご来場の皆様にもその楽しさが伝わるよう精一杯演奏したいと思っております!  小峰航一




◆ヴォルフ:イタリアン・セレナーデ(1892) 演奏:関西弦楽四重奏団
◆レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲 第3番 ホ短調 op.131d-3(1915)
◆ヒンデミット : 無伴奏ヴィオラ・ソナタop.11-5(1919)
◆ヒンデミット:朝7時に湯治場で二流のオーケストラによって初見で演奏された
        「さまよえるオランダ人」序曲(1925) 演奏:関西弦楽四重奏団
◆ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ ソナタ(1937)
◆ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調 op.133(1826) 演奏:関西弦楽四重奏団

※Carte Blanche とはフランス語で「白紙委任」の意味。転じて「やりたい放題」




2022年 12月7日(水)19:00開演(18:30開場)
会場:京都市北文化会館 (京都市営地下鉄烏丸線「北大路」駅下車1番出口直結)


 入場料(税込)

●全席自由:\3,000 ●当日:\4,000

※本公演は当初予定しておりました「「関西弦楽四重奏団 京都特別公演」の
 代替公演として企画開催されるものです。


※未就学児のご入場はご遠慮願います。
※やむを得ない事情により、出演者・演奏曲目等が変更となる場合でも、
 公演中止以外での入場料金の払戻は致しません。
※ご購入に際して発生する諸手数料等は御購入者様のご負担となります。

〈ご来場いただくお客様へのお願い〉
●発熱等の風邪症状があるお客様は、ご来場をお控えください。
●「手指消毒の励行」にご協力をお願い致します。
●マスク、ティッシュ、ハンカチ、 上着の袖などで口と鼻を覆う「咳エチケット」にご協力ください。
●コンサートホールは常に外気からの吸気・排気コントロールを行っています。


主催:コジマ・コンサートマネジメント 



 

公演チラシ画像

 
↑クリックすると拡大画像がご覧いただけます。



 発売開始日
2022. 10/7(金) 一般発売開始
 チケットお申し込み


※御座席のご指定はお任せいただきます。
※御支払い方法は銀行振込。(公演日直前の予約に限り当日精算)
※原則的に公演日2日前まで受付可能です。
注:発売開始日当日は、お電話でのご予約が優先されます。


※クレジットカードでお買い求めいただけます。
※指定席公演は御座席が指定できます。
※お近くのファミリーマート・セブン-イレブンでチケットが受け取れます。
※通常、公演前日18:00まで販売致します(24時間受付)。
※イープラス システム使用料・発券手数料・送料等はお客様のご負担となります。


 0570-00-8255/03-5379-3733
※指定席公演は御座席が指定できます。
※御支払い方法は銀行振込。(公演日直前の予約に限り当日精算)
※公演日前最終営業日まで承ります。(平日10:00〜18:00/土日祝 休業) ※12/3(土)・10(土) 10:00〜15:00 臨時営業



 
 プロフィール


小峰航一 ヴィオラ)
6歳よりヴァイオリンを宮澤健一氏に師事。11歳でヴィオラに転向し東京藝術大学附属高校、同大を経てパリ国立高等音楽院を最高位の成績で卒業。ヴィオラを菅沼準二、ブルーノ・パスキエ、クロード・ルロン、フランソワーズ・ニェリの各氏に師事。
2007年日本演奏連盟主催のデビューリサイタルを東京文化会館にて開催し音楽現代等各紙で好評を得る。同年国際ラヴェルアカデミーより「ボナ美術館賞」を贈られ、同アカデミーより「レシタル・ドゥ・プランタン」(春のリサイタル)に招かれラヴェルの生地でリサイタルを開催する。2014年ソリストとして広上淳一指揮京都市交響楽団とモーツァルトの協奏交響曲を共演。2015年別府アルゲリッチ音楽祭にてマルタ・アルゲリッチ女史とシューマンのピアノ五重奏を共演する。2019年酒井健治作曲「ヒストリア」(ヴィオラ協奏曲)を広上淳一指揮、京都市交響楽団との共演にて初演。
これまでにオホーツク音楽祭in紋別、ヴィオラスペース、国際ラヴェルアカデミー、サイトウ・キネンフェスティバル松本(現セイジ・オザワ 松本フェスティバル)、別府アルゲリッチ音楽祭、NHK-FM 「リサイタル・ノヴァ」に出演。ジェラール・プーレ、オリヴィエ・シャルリエ、ヤン・ソンウォン、エマニュエル・シュトロッセ、ゲイリー・ホフマンの各氏やヴィハンカルテットと共演する。
フルート奏者瀬尾和紀氏とベートーヴェンのセレナーデを録音。ソロデビューアルバム「モノローグ」は各紙で高い評価を受けレコード芸術誌では特選盤に選ばれる。
2012年「関西弦楽四重奏団」を結成し、ベートーヴェンを中心に様々な弦楽四重奏の演奏を展開する。定期的な演奏活動に加えて、NHK-TV「クラシック倶楽部」NHK「ベスト・オブ・クラシック」への出演、豊嶋泰嗣氏やチェコの名門プラジャークカルテットと共演するなど幅広く活動している。2014年度大阪文化祭賞奨励賞、2015年度咲くやこの花賞受賞。ファーストアルバム「グラズノフ&ボロディン」をリリース。オリジナル楽器の演奏ではバッハコレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、鈴木秀美主宰ガットサロンなどに参加。鈴木秀美、若松夏美、佐藤俊介の各氏と共演。

パリ管弦楽団アカデミー生、札幌交響楽団首席奏者を経て現在京都市交響楽団首席奏者。紀尾井ホール室内管弦楽団、関西弦楽四重奏団、京都ラビッシュアンサンブル各メンバー、京都市立芸術大学、相愛大学非常勤講師。


関西弦楽四重奏団


公演スケジュール一覧に戻るConcert Schedule in English