ルドヴィート・カンタ（チェロ）
スロヴァキア共和国出身。プラハ音楽アカデミーで、A.ヴェチトモフに師事。H=Oベートーヴェンコンクール第1位、プラハの春国際音楽コンクールで第2位他数々の国際コンクールで上位入賞。スロヴァキア・フィルの第1ソロチェリストを経て、1990年よりオーケストラ・アンサンブル金沢首席チェロ奏者。ソリスト、室内楽奏者としても高い評価を得、コンクール審査員や国際音楽祭などに招かれている。CD録音も数多く、レコード芸術誌で特選盤にも選ばれている。2010年、岩城宏之音楽賞を受賞、12年には在日スロヴァキア人として初めて、日本での活動に対し、スロヴァキア外務省より「Golden plaque」を授与された。来日以来、毎年リサイタルを開催、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲やベートーヴェンのソナタと変奏曲を一回の公演で演奏するなど、常に様々な可能性に挑戦している。

大澤 明（チェロ）
富山出身。京都市立芸術大学卒業、安部賞を受賞。イタリア・フィレンツェ・ケルビーニ音楽院で学ぶ。84年から92年の間、毎年カナダ・ヴィクトリア・サマーフェスティヴァルに参加。86年民音室内楽コンクールで斎藤秀雄賞受賞。同年神戸室内合奏団ソロ・チェロ奏者として活動。91年関西フィルハーモニー管弦楽団と共演。96年元イムジチ合奏団コンサートマスター、フェリックス・アーヨと共演。98年岩城宏之指揮、オーケストラ・アンサンブル金沢と共演。これまでに大阪、京都、福井、金沢、富山にて２度の「Ｊ.Ｓ.バッハ／無伴奏チェロ組曲」全曲連続演奏会を含むリサイタルを数多く開催。93年よりオーケストラ・アンサンブル金沢チェロ奏者。チェロを黒沼俊夫、上村昇、フランコ・ロッシ、ハーヴィー・シャピロの各氏に師事。

福野 桂子（チェロ）
京都市立芸術大学音楽学部を経て、同大学大学院器楽研究科修了。チェロを上村昇、室内楽を岸辺百百雄の各氏に師事。その後プラハ国立芸術アカデミーにて研鑽。チェロをダニエル･ヴェイス、室内楽をルボミール･マリイ各氏に師事。バーナード･グリーンハウス、ヤーノシュ･シュタルケル両氏のマスタークラスに参加。1998年第3回ビバチェロコンクール第2位入賞。1999年第68回日本音楽コンクール入選。2003年故岩城宏之指揮、オーケストラ･アンサンブル金沢と共演。以降東京、京都、金沢他でリサイタルや室内楽を行っている。