TEL:03-5379-3733/FAX:03-3353-6881 アーティストサービス TEL:090-3727-6539/FAX:03-3353-0517 | ||||||
アーティスト リスト |
||||||
トーマス・トロッター(オルガン)Thomas Trotter (Organ) | ||||||
トーマス・トロッターは英国で最も広い層から称賛を受ける音楽家の一人である。2001年の素晴らしい活躍に対し、2002年5月に英国ロイヤル・フィルハーモニック協会が「オルガン芸術を伝える極めて優れた音楽家」であると認め、器楽演奏者賞を授与。トロッターが傑出した演奏家として国際的にも長く認知されてきたことは、その共演関係から明らかである。彼がソリストとして共演した多くの指揮者の中には、サー・サイモン・ラトル、ベルナルト・ハイティンク、リッカルド・シャイー、サー・チャールズ・マッケラスなどが含まれる。またベルリンのフィルハーモニーやライプチヒのゲヴァントハウス、ウィーンの楽友協会とコンツェルトハウス、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールとロイヤル・アルバート・ホールなどでリサイタルを開いてきた。最近ではモスクワの国際パフォーミング・アーツ・センターやブダペストの芸術宮殿といった新設の大ホールでもリサイタルを行っている。2008年サウスバンク・センター(ロンドン)のメシアン・フェスティヴァルではセント・ポール大聖堂を会場にリサイタルを行った。クリーヴランドのセヴェランス・ホール(オハイオ)やプリンストン大学(ニュージャージー)のチャペル、アムステルダムのコンセルトヘボウ、カーディフの聖デヴィッド・ホールでオルガンが新しく入ったり修復された折には、そのオープニング・リサイタルを担っている。また仏ルーアンのサン・トゥーアン修道院、オランダのハーレム大聖堂(セント・バヴォ)、ドイツのヴァインガルテン修道院、エール大学のウールジー・ホールなどが持つ、歴史ある有名なオルガンの演奏を依頼されることも多い。ザルツブルグ、ベルリン、ウィーン、エディンバラ、ロンドンのBBCプロムスといった音楽祭にも出演している。ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、フィルハーモニア、ロイヤル・フィルなどトップ・オーケストラと共演を重ね、米国では1987年にサンフランシスコ交響楽団との共演でデビュー。1989年にDeccaと専属レコーディング契約を結んでいる。最近の録音としては、ソールズベリー大聖堂で演奏したエルガーと、修復されたばかりのバーミンガム・タウンホールでヘンデル、レマーレ、ビゼー、ワーグナーらのオリジナル及び編曲を演奏した2枚がリージェント・レーベルから出ている。 トーマス・トロッターの経歴は英国バーミンガム市との関わり抜きには語れない。1983年にサー・ジョージ・サルベン=ボールの後継としてバーミンガム市のオルガニストに任命され、近年改修された歴史あるタウン・ホールを拠点に活動。そして現在はバーミンガム・シンフォニーホールに新しく入った壮麗なクライス・オルガンのレジデント・オルガニストも務める。トロッターはロンドンのウエストミンスター寺院の聖マーガレット教会でもオルガニストを務め、ロイヤル・ノーザン音楽大学のオルガン研究部門客員フェローでもある。若き日にはケンブリッジ大学のキングス・カレッジでオルガンを研究し、後にパリのマリー-=クレール・アランの下で更に研鑽を積み、そのクラスでヴィルトゥオーソ賞を獲得。1979年にはセント・オーバンズ国際オルガン・コンクールで第1位となり、その翌年ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールでデビューを飾った。 バーミンガムで毎週リサイタルを開く他、米国とヨーロッパ各地で演奏を重ねている。録音にも積極的で、メシアンとモーツァルトを録音した多くの盤がグラモフォン誌の『批評家が選ぶCD』に選ばれた他、1995年にはリストを演奏した盤がフランスの『グランプリ・ディスク』を受賞。トロッターは新たに建てられたマンチェスターのブリッジウォーター・ホールのマルカッセン・オルガンや、バーミンガムのシンフォニー・ホールの新しいオルガン導入のコンサルタントも務めた。近年の活動の主だったものとしては、エディンバラ国際フェスティヴァルでのリサイタル、及びそのオープニング・コンサートでサー・チャールズ・マッケラスの指揮の下、ヤナーチェクの『グラゴル・ミサ』をソリストとして演奏。またロイヤル・フェスティヴァル・ホールのオルガンの50周年記念コンサートや、同じくロンドンのロイヤル・アルバート・ホールのオルガンの再落成に際して演奏している。コヴェントガーデンのロイヤル・バレエではヴォランタリーとしてプーランクのオルガン協奏曲のオルガン・パートを独奏披露した。 (2009年2月) (C) Kojima Concert Management (KCM) All Rights Reserved ※このアーティストについてのお問い合わせ・御依頼の際は下記にご連絡ください。 KCMアーティストサービス Tel. 090-3727-6539 E-mail. kojimacm@ops.dti.ne.jp KCM東京事務所 Tel. 03-5379-3733 Fax. 03-3353-6881 |アーティストリスト|English| |
||||||