アーティスト
リスト
（ヴァイオリン・アルカディア・クヮルテット代替第一ヴァイオリン奏者）
Sebastian Tegzesiu
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セバスティアン・テグゼジュー（Sebastian Tegzesiu）は音楽一家に生まれ、5歳でヴァイオリンを始めた。ブカレスト国立音楽大学でダニエル・ポドゥロフスキ、ステファン・ゲオルグギュー、ガブリエル・クロイトルをはじめとする著名ヴァイオリニストや指導者のもとで学んだ。その後スイスに移り、バーゼル音楽院でアデリナ・オプリーンに師事し、2010年にコンサート・ディプロマを、2012年にソリスト・ディプロマを取得した。
これまでにコンサート活動における顕著な文化的貢献に対して贈られる教育省優秀賞「ロータリー・アセニウム」を受賞したほか、ティボール・ヴァルガ・コンクール（スイス・シオン）のファイナリスト、ニカティ・ドリューズ財団賞、オルフェウス・スイス室内楽コンクール（ジュネーヴ）、ダイモネス・ピアノ・トリオと受賞したミグロス・カルチャー・パーセンテージなど、数々の国内、国際コンクールで入賞している。
これまでにバーゼル・ノイエス・オーケストラ、フィルハーモニー・デア・ナツィオーネン、コンスタンツァ・フィルハーモニーのコンサートマスターを務めたほか、バーゼル交響楽団、コレギウム・ムジクム・バーゼル、アールガウ交響楽団、アールガウ室内管弦楽団、ブカレスト・ヴィルティオージ室内管弦楽団、ジョルジュ・エネスク・フィルハーモニー、ブカレスト放送管弦楽団で演奏している。これまでに共演した著名指揮者には、デニス・ラッセル・デイヴィス、ヴァレリー・ゲルギエフ、マリオ・ヴェンツァーゴ、ローマン・コフマン、ワルター・ヒルガース、ユストゥス・フランツ、クリスティアン・マンデール、オヴィデュー・バラン、イラリオン・ヨネスク＝ガラーツィ、ホリア・アンドレースク等が挙げられる。
またソリストとしても活躍しており、シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン音楽祭でフィルハーモニー・デア・ナツィオーネンのソリストを務めたほか、バーゼル交響楽団とも共演している。さらに、ブカレスト放送管弦楽団をはじめ、シビウ、コンスタンツァ、オラデア、バカウ、ティミショアラ、ブラショヴ、ピテシュティ、ボトシャニ、ルムニク・ヴルチャなど、母国ルーマニア各地の有名オーケストラに招かれている。
国内外のラジオ局、テレビ局に度々録音しているほか、ダイモネス・ピアノ・トリオと『ベートーヴェン・アーリー・ワークス』をCDとブルーレイ・ディスクに録音した。ジョルジュ・エネスクのソナタ第3番イ長調の彼の録音はしばしばBBC3ラジオで放送されており、「この演奏は、卓越した感性と技巧、豊かな表情を生み出す非凡な表現力をもつヴァイオリンの名手の名演奏のひとつ」とされている。アルカディア・クヮルテットの本来の第一ヴァイオリン奏者アナ・トロークの第一子出産期以来、同クヮルテットの第一ヴァイオリン奏者をしばしば代わりに務めており、極めて高い評価を得ている。
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