2021年 5/24


【 訃報 】
マルティン・トゥルノフスキー(指揮)
Martin Turnovsky, conductor 1928 9.28. - 2021 5.19.



弊社所属アーティスト マルティン・トゥルノフスキー(群馬交響楽団名誉指揮者)はオーストリア・ウィーン郊外のラクセンブルクの病院において5月19日午前4時10分(現地時間)に永眠致しました。享年92歳。
葬儀は5月26日にウィーンの森の街 ガーデンの教会で執り行われる予定です。

マルティン・トゥルノフスキーは1928年 9月29日 チェコ・プラハ生まれ。
プラハ芸術アカデミーでカレル・アンチェルに学ぶほか、ジョージ・セルにも師事。
1958年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝を契機にニューヨーク・フィル、ロンドン交響楽団、クリーヴランド管弦楽団などから招かれるなど国際的に活躍。
1963年にピルゼン放送交響楽団首席指揮者。
1966年にはドレスデン国立歌劇場管弦楽団・ゼンパーオーパー音楽監督に就任しますが、1968年「プラハの春」事件を契機に祖国チェコを離れてオーストリア市民権を取得。
以後はノルウェー国立歌劇場音楽監督やボン歌劇場音楽監督などを歴任。
1989年起きたビロード革命以後はチェコに戻り、プラハ交響楽団首席指揮者を務めました。
1998年より群馬交響楽団首席客演指揮者に就任。以後、度々来日して群馬交響楽団を指揮するほか、大阪センチュリー交響楽団、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団にも客演しました。
2013年10月に群馬交響楽団定期でスメタナ:『わが祖国』全曲を指揮する予定でしたが、体調不良によって来日ができず、その後現役を退き、オーストリアで療養を続けていました。 ここに哀悼の意を表し、謹んで御通知申し上げます。

 
   
 

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