“叙情と情熱”と銘打ったパドゥルー管弦楽団の演奏会が昨日行われた。
定期の最後から二番目の演奏会とし、15年の間を隔てたロマン派の強力な2つの作品が演目である。
・・・・(中略)ブラームスの交響曲第2番で、湯浅は第一楽章アレグロ・ノントロッポから力強い演奏を引き出した。生き生きとして暖かく、軽快に織りなしていく・・・・(中略)・・・・軽快な三楽章のアレグロ・グラティオーソでは十分にその味を引き出したし、そして最後にはまさに”叙情と情熱”であった。
日本人指揮者の指揮にパドゥルー管は明らかに素晴らしい演奏で答えるように思える。
シモン・コルレー コンチェルトネット (3月21日 パリ)
尚、湯浅卓雄は本年4月24日(土)大阪:ザ・シンフォニーホールで開催される、ディーリアス:『海流』日本初演(関西フィル、大阪シンフォニック・クヮイア、バリトン=ポール・ウィーラン)公演を指揮するために短期間帰国致します。
また、10月13日(水)には一昨年定期での、ウォルトン:交響曲 第1番での好評にお応えして、関西フィル定期に再登場致します。
ソリスト=カール・ライスター(クラリネット)
曲目
フンパーディンク:
◆歌劇『ヘンゼルとグレーテル』より3つの管弦楽曲
モーツァルト:
◆クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
エルガー:
◆交響曲 第1番 変イ長調 op.55 |