コジマ・コンサートマネジメントではこのたび、
指揮者 田中 良和 のマネジメント業務を本年４月１日よりお引き受けすることとなりました。

田中良和は、早くからその才能を山田一雄、渡邉暁雄という日本音楽史に燦然と輝く巨匠達に認められ、東京藝術大学在学中に第１４回『東京国際音楽コンクール(民音コンクール）』指揮部門で第１位、ＢＢＣ主催・ルパート指揮者コンクール特別賞などを受賞して、音楽界の注目を集めました。　その後はベルリン芸術大学に学び、ベルリン放送交響楽団（現　ベルリン・ドイツ交響楽団）を指揮してデビューするなど８０〜８６年まで、ベルリンを拠点に活躍を続ける一方、Ｎ響をはじめとする日本のほぼ全てのプロ・オーケストラに数多く客演し、高い評価を得ております。

１９９０年に音楽監督・常任指揮者に就任した広島交響楽団の初の欧州公演や初の東京・大阪公演を指揮して、同楽団の高い演奏レヴェルを強く印象づける名演奏により、その存在をアピールした業績は特筆すべきところです。

最近の活動が、東京藝術大学での教育活動を中心とする、比較的地味なものとなっていたことは否めませんが、指揮芸術・音楽作品そのものに対する真摯な姿勢と、そこから生み出される従来のスタイルにとらわれない新鮮な演奏の魅力を広く伝えるべく、この業務をお引き受けすることと致しました。

皆様のご支援、ご鞭撻を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。