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天羽 明惠(ソプラノ)Akie Amou


 超絶的なコロラトゥーラとリリックな声を併せ持ち、内外で高い評価を得ているわが国期待のソプラノ歌手。
2000年、モーツァルト《後宮からの逃走》ブロントヒェンでジュネーヴ大劇場にデビューして大成功を収め、日本ではヴィンシャーマン指揮ドイツ・バッハゾリステンによるJ. S.バッハ《クリスマス・オラトリオ》のソリストとして絶賛を博した。2001年は、サントリーホール・ホールオペラ《ドン・カルロ》のテバルド、新国立劇場《仮面舞踏会》のオスカル、ストラスブールでのゼッダ指揮《ランスへの旅》、ヴィルトバードでのロッシーニ・フェスティバル《タンクレディ》、サヴァリッシュ指揮NHK交響楽団のメンデルスゾーンのオラトリオ《エリア》、黛敏郎《古事記》などを歌う。東京オペラシティ主催のリサイタル・シリーズ「B→C」でも、意欲的なプログラミングをもって聴衆を魅了した。その後も、ヨーロッパと日本を行き来し、バレンボイム指揮のベルリン国立歌劇場《ジークフリート》、コンロン指揮ザクセン州立歌劇場管弦楽団《ドイツ・レクイエム》、ドイツ・ハレのヘンデルフェスティヴァル《デイダミア》、バッハ・コレギウム・ジャパンとヘンデル《グロリア》日本初演、井上道義指揮新日本フィルハーモニー交響楽団《ナクソス島のアリアドネ》、ベルリン・コーミッシェ・オーパー《魔笛》、《グラン・マカブル》、新国立劇場《アラベッラ》、日生劇場《ルル》、ザクセン州立歌劇場《ナクソス島のアリアドネ》等に出演。
東京都生まれ。東京芸術大学卒業。オペラ研修所、二期会オペラ・スタジオ修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてシュトゥットガルト音楽大学に留学。
 95年第6回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。副賞として財団の助成によりベルリンで2年間研修を行う。同年7月、新人の登竜門として知られるラインスベルク音楽祭で、《ナクソス島のアリアドネ》のツェルビネッタをクリスティアン・ティーレマンの指揮で歌い、続いて8月に、ソニア・ノルウェー女王記念第3回国際音楽コンクールに優勝して、一躍注目を集めることとなった。その後、ドイツを拠点として、ヨーロッパ各地のオペラハウスや音楽祭に客演。トン・コープマン、グスタフ・クーン、アルベルト・ゼッダらの指揮者のもと、《リゴレット》のジルダ、《ファルスタッフ》のナンネッタ、《ドン・パスクワーレ》のノリーナ、《ランスへの旅》のコリンナなど多くのオペラに出演している。
 国内では、99年4月Bunkamuraオペラ劇場《トゥーランドット》のリュー、6月紀尾井ホールの帰国記念リサイタルの歌唱が絶賛を集め、以来、年に数回帰国し、新国立劇場、サントリーホール・ホールオペラへの出演に加えて、サヴァリッシュ、ロジェストヴェンスキー、小澤征爾、デュトワ、オーレン、ラングレ、ヴィンシャーマン、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィル、新日本フィル、日本フィル、アンサンブル金沢等と共演している。
 1999年度アリオン賞、2003年第14回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞をそれぞれ受賞。これまで戸田敏子、フランシス・シマール、故エルンスト・ヘフリガーの各氏に師事。


吉田 浩之(テノール)Hiroyuki Yoshida
 

 
瑞々しく伸びやかな美声と叙情性豊かな表現力で聴衆を魅了し、高い評価を受けている我が国期待のリリコ・レッジェーロ・テノール。《こうもり》のアルフレート役でのオペラ・デビュー以来、新国立劇場、東京フィル・オペラコンチェルタンテ、二期会公演など数々の公演に出演しいずれも好評を博している。近年では、新国立劇場《オテロ》、《道化師》、日生劇場開場40周年記念特別公演《ルル》、さいたま芸術劇場《フィデリオ》、東京フィルとブゾーニ《ファウスト博士》(日本初演)、《イドメネオ》、名古屋フィル・日本フィルとツェムリンスキー《フィレンツェの悲劇》等に出演するほか、小澤征爾指揮モーツァルト《レクイエム》、文化庁芸術祭オープニング公演新国立劇場オペラ・ガラ・コンサート、チョン・ミョンフン指揮東京フィル第九公演に出演するなどソリストとしても活躍。2005年も新国立劇場《フィデリオ》、《ニュルンベルクのマイスタージンガー》、アルミンク指揮新日本フィルとベートーヴェン《レオノーレ》、NHKニューイヤー・オペラ・コンサートなどに出演。
オペラのレパートリーは幅広く上記に加えて、《魔笛》タミーノ、《コシ・ファン・トゥッテ》フェランド、《ドン・ジョヴァンニ》ドン・オッターヴィオ、《バスティアンとバスティエンヌ》バスティアン、《皇帝ティトの慈悲》ティト、《椿姫》アルフレード、《リゴレット》マントヴァ侯爵、《カルメン》ホセ、《フィデリオ》ヤッキーノ、《キャンディード》キャンディードなどに加えて、R.シュトラウス、ワーグナー、ブリテン、そして三木稔《春琴抄》、松井和彦《泣いた赤鬼》、松村禎三《沈黙》等の新作オペラにも出演。ソリストとしても卓越した歌唱に定評があり、1995年ニューヨークのモーストリー・モーツァルト・フェスティバル《レクイエム》、2000年ヴィンシャーマン指揮ドイツ・バッハゾリステン《クリスマス・オラトリオ》をはじめ国内外の主要オーケストラとヘンデル、ハイドン、J.S.バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン等古典から、ドヴォルザーク《スターバト・マーテル》、オネゲル《ダヴィデ王》、ベルリオーズ《ロミオとジュリエット》、ヴェルディ《レクイエム》などで数多く共演している。
福井県敦賀市出身。国立音楽大学声楽科卒業。東京芸術大学大学院オペラ科修了。二期会オペラスタジオを優秀賞で修了。松村勇、布施隆治、渡辺誠、渡邊高之助、高橋大海、故山路芳久、M. コラチッキ、S. ローチ、A. ポーラの各氏に師事。1990年、モーツァルト没後200年記念国際モーツァルト声楽コンコルソ本選入賞。その際、ウィーン国立歌劇場でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演し国際的な活動の第一歩を踏み出した。翌1991年、文化庁派遣芸術家在外研修員としてローマに留学、その間イタリア各地で数多くのコンサートに出演。1997年、第25回ジロー・オペラ賞新人賞受賞。東京藝術大学音楽学部声楽科准教授。


 
三原 剛(バリトン)Tsuyoshi Mihara  

 大阪芸術大学卒業。1991年第22回日伊声楽コンコルソ金賞受賞。1992年第61回日本音楽コンクール第1位、同時に増沢賞、福沢賞、木下賞、松下賞を受賞。翌1993年には、第4回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、後に五島記念文化財団奨学生としてドイツのケルンに留学。ドイツでは、ベルリン、ライプツィヒでバッハのカンタータ演奏会に出演、ベルリナー・ポスト紙上にて絶賛される。また1995年には、ドイツ・ハーゲン歌劇場でヴェルディ《トロヴァトーレ》のルーナ伯爵役を演じ、大成功を収める。
国内でも、リリング指揮《ヨハネ受難曲》、ヴィンシャーマン指揮《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》をはじめ、バッハ、ヘンデルなど、バロック期の宗教音楽を中心に多数の演奏会に出演。主要オーケストラとの数々の共演を重ね、古典派、ロマン派、近代・現代作品へと着実にそのレパートリーを拡げている。
 オペラ公演にも意欲的に出演を果たしており、「魔笛」、「蝶々夫人」、「フィガロの結婚」などで好評を博している。2001年には、びわ湖ホールオペラ「アッティラ」においてエツィオ役で出演。2005年ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン音楽祭への参加、2006年ヘンツェのオペラ「午後の曳航」で、ザルツブルク音楽祭、フィルハーモニー(ベルリン)、オーディトリウム(トリノ)に出演と目覚しい活躍が続いている。
 第9回新・波の会日本歌曲コンクール第1位及び四家文子特別賞、第7回グローバル東敦子賞、平成17年度大阪文化祭賞などを受賞。NHK「名曲アルバム」はじめ、ラジオ、テレビでも活躍。2002年には、NHKニューイヤーオペラにも初出演を果たしている。
「木下牧子歌曲集」「アルブレヒト/読響 第九」「秋山/東響 ヤコブの梯子」などのCDや、DVD「朝比奈/大フィル 第九」にも参加している。
 バリトノ・カヴァリエーレ(騎士的バリトン)と評される豊かで気品に溢れる声は、国内外にて多くの賞賛を集めている。


 

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