コジママーク コジマ・コンサートマネジメント  
 東京:03-5379-3733/大阪:06-6241-8255/名古屋:0570-00-0758 (平日10:00〜18:00/土10:00〜15:00/日祝休業)
 
 
ジャウメ・トレント(ギター)& 林 峰男(チェロ)

デュオ・コンサート
       
  ギター:ジャウメ・トレント チェロ:林 峰男  


◆ヴィヴァルディ:ソナタ ホ短調
◆F.シューベルト:ソナタ イ短調「アルペッジョーネ」
◆黛 敏郎:文楽(チェロ独奏)
◆F.モレーノ=トローバ:ソナティナ(ギター独奏)
◆日本民謡(平井康三郎編曲):さくら
◆ファリャ:「はかなき人生」より ダンサ エスパニョーラ


東京公演   2007年 3/29(木)午後7時開演(午後6時30分開場)
会場:日本大学カザルスホール
   
大阪公演   2007年 3/30(金)午後7時開演(午後6時30分開場)
会場:いずみホール
   
 入場料金(全席指定・税込)  

¥5,000均一

※未就学児のご入場はご遠慮願います。
※やむを得ない事情により、出演者・演奏曲目等が変更となる場合でも、 公演中止以外での入場料払戻は
 致しませんのであらかじめご了承願います。


●主催:グリークス
●後援:スペイン大使館、INSTITUT RAMON LLULL
●協力:コジマ・コンサートマネジメント、オアシスの会(3/30のみ)、いずみホール(3/30のみ)
   
 発売開始日
12/8(金) AM10:00〜 一般発売開始  
 
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 プロフィール


ジャウメ・トレント(ギター奏者・作曲家)
<「純金の」ギター奏者ジャウメ・トレント、オークランドでコンサート!>
これは「ピエモント・ポスト」紙の音楽解説者マックス・フリードマンが、ジャウメ・トレントのコンサートを聴いて書いた批評のタイトル(2004年1月14日付カリフォルニア版)であるが、そこには彼のギターから紡ぎ出されるはつらつとした音の響きを聞いたときの感動が表現されている。それは、フリードマンがこれまでギターのコンサートで聴き親しんできたギター・コンサートの概念を改めないではいられないような内容であった。
ジャウメ・トレントは M.リョベートの弟子であるグラシアーノ・タラゴのもとでギターを学び始めた。その後も名高いギター学校に通うことのなかった彼は1975年(昭和50年)、ギターという楽器に潜む可能性をすべて引き出せるようなテクニックを身につけるべく独自に研究を開始する。やがてこの研究は実を結び、ギターは室内楽やオーケストラと協演する際にも、マイクロホンを用いなくともその音色を力強く響かせ、幅広い動的コントラストを表現し、他の楽器とバランスよく音を絡めあうことができるようになった。
1975年にコンサート活動を開始したトレントも、現在ではスペインのトップ ギタリストとなり、国際舞台においてもますます存在感を増しつつある。彼は国際ギターフェスティバル(ウィーン、ベイルート、バルセロナ、キエフ、アンマン、メルシン他)や重要なコンサートシーズンにおける常連出演者であり、毎年数回の米国ツアーも行っている。またフィリップ・アントルモン(イスラエル室内オーケストラ)、エンリケ・ガルシア・アセンシオ〈スペイン放送管弦楽団〉、ヘンリー・ペンシス(ルクセンブルク放送管弦楽団)、ロバート・オースチン・ブドロー(アメリカ・ウィンド・シンフォニー・オーケストラ)、ミレン・ナチェフ(ブルガリア放送交響楽団)、マヌエル・ガルダフ(バレンシア交響楽団)、イゴール・パルキン(ウクライナ国立交響楽団)、ダニエル・トシ(ペルピニャン・ラングドック・ルシヨン音楽芸術センター)などの指揮者のもとでも演奏している。
これまでに著名な作曲家たちがトレントのために曲を書き、初演を依頼した例も多い。ギターと交響楽団のための協奏曲「第六夜」(J.セルベリョ)、「ギター、パーカッション、弦楽のための協奏交響曲」(X.ベンゲレル)などがそれである。またPDIレーベルでH.ビラ・ロボスが作曲したギターソロのための全作品を録音しており、コルムナ・ムシカ・レーベルではX.モンサルバーチェの作品を録音している。さらにパイオニア社をスポンサーとして世界初の「アランフェス協奏曲」のDVD録音も行っている。現在はM.リョベートとG.タラゴの作品を収録中である。
ジャウメ・トレントは「ギターという楽器が世界的発展を遂げた歴史においてその基礎を築いたのはスペインギターの作曲家たちである」との観点から、特にフェルディナンド・ソル、ミゲル・リョベート、エミリオ・プホル、グラシアーノ・タラゴといった作曲家兼ギター奏者の曲を専門としており、実際にライブコンサートのレパートリーとして演奏することで、彼らの主要作品を現代に甦らせてきた。こうした活動が認められ、トレントはダラス大学〈米国〉、バークレイ大学(米国)、ニス大学(セルビア)などに招かれて上級特別クラスで教鞭をとったりコンサートを開いたりしている。またホアン・マーチ財団(マドリッド)、プラハ音楽院や、ルスト、ウィーン、マッツェン(オーストリア)などの国際音楽フェスティバルにも招待され、同様の活動を行っている。
作曲家としてのトレントが生み出す作品の分野はきわめて幅広い。ドイツではショート社、トレケル社、スペインではボワロー社、クリビス社、ピレス社がその作品を出版している。またロンドンのリージェント・ホールでは自作品「ギターと語り手のための組曲作品61<魔法の世界への旅>」の演奏も行っている。
トレントはバルセロナのリセオ劇場付属高等音楽学校の校長・ギター学科長を務めたこともある。現在はエンリケ・グラナドスが創立しアリシア・デ・ラローチャが経営するマーシャル音楽院の「ミゲル・リョベート」ギター教室で教鞭をとっている。
トレントは最近、「ゴールデン・フォーチュン」財団の名誉あるウクライナ賞を受賞した。これは質の高い活動で人気を博してきた芸術家に対し与えられる賞であり、これまでにテノール歌手プラシド・ドミンゴ、サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場管弦楽団アートディレクターのヴァレリー・ゲルギエフなどの音楽界の名士がこれを受賞している。



林 峰男(チェロ)
幼少よりチェロを才能教育で学ぶ。桐朋学園にて斉藤秀雄氏に師事。その後、ジュネーヴ音楽院を首席で卒業。翌年スイス・ローザンヌ室内管弦楽団のソリストとしてヨーロッパにおいてデビューを飾った。1975年、ベオグラード国際チェロ・コンクールで第1位に輝く。1976年にはワシントンD.C.とニューヨークのカーネギーホールでリサイタルを開き、アメリカ・デビューを果たした。なかんずく、カーネギーホールのリサイタルは、ニューヨーク・タイムズが絶賛をした。また翌年にはスペインで開催された「カザルス生誕100周年記念コンサート」に招待され、日本を代表するチェロ奏者として高く認知された。1976年以来、スイス・ロマンド管弦楽団、ザグレブ・フィルなど数々のオーケストラと競演する一方、室内楽、リサイタルなど数多くの演奏会をスイスを本拠地としながら世界各国で開いている。この間、1985年にはバッハ生誕300年を記念して「無伴奏チェロ組曲全6曲」を1夜で演奏するという画期的な演奏会企画で、全国17ヶ所にわたって日本縦断コンサートを行い脚光を浴びた。1995年には、カザルスホールにおいて「デビュー20周年4日連続演奏会」を開催し、園田高弘氏との共演をはじめ、無伴奏リサイタル、オーケストラとの共演、チェロ・アンサンブルという多才な内容は、朝日新聞にも大きく取り上げられ、連日ホールを満席にした。今後、ますます活躍が期待される日本の代表的なチェロ奏者の一人である。現在、スズキメソード音楽院教授を務めるなど、後進の指導にも力を注いでいる。



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