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ニクラス・ウィレン(指揮)Niklas Willén (Cond.)

 2009年〜2010年
 ロストック・フォルクステアター音楽総監督
 北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者

 2010年〜2013年
 ケルン放送管弦楽団(WDR Rundfunkorchester Koln)首席指揮者
 

「音楽として表現されたその絵画(注:ニールセン交響曲第2番はヒポクラテスの‘四気質’をモチーフに描かれた絵画に触発されて作曲された)のウィレンによる解釈では、ニールセンの発した素朴な笑いが人間理解を帯びたものへと変容する。ウィレンはニールセンが戯画的に描いた肖像をよく理解していた。まるで絵の中に実際に入り込んで、そこに描かれた性格それぞれを理解しているかのようであった。そこに皮肉はなく、ユーモアもほとんどない。驚くほど素晴らしく、とても美しいものだった。絵から音楽という異なった芸術に変遷したことで、画家自身ですら目にしていない色彩を引き出していた。」
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団 ニールセン交響曲第2番
スヴェンスカ・ダーグブラーデット紙 2010年3月10日付
評:Sofia Lilly Jönsson

 ニクラス・ウィレンは、同世代で最も優れたスウェーデン人指揮者である。これまでにロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者、ケルン放送管弦楽団の首席指揮者, フォルクステアター・ロストックの音楽総監督, ロストック北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、デンマークのセナーユラン交響楽団と、スンドスヴァル室内管弦楽団(スウェーデン)の首席指揮者などを歴任してきた。

 「北ドイツ・フィルは、首席指揮者兼音楽総監督のニクラス・ウィレンの指揮の下、モーツァルトの《フィガロの結婚》を溌剌と、かつスマートに演奏した。その演奏は端正でもあり、常にうまくフレージングされていた。拍を刻む中声部に、抒情的に歌う木管楽器、そして弦がもたらす精妙な軽快さが心地よく響いた。オーケストラは序曲の冒頭から驚くほどの熱気と美しく洗練された音色で演奏した。」
ノルトドイチェ・ノイエステ・ナッハリヒテン紙2010年4月12日
評:ミヒャエル・バウムガルトゥル

 ウィレンはストックホルム生まれで、同市の王立音楽大学で指揮と作曲を学ぶ。同音大ではヨルマ・パヌーラにも師事。今シーズンはウィーンのトーンキュンストラー管弦楽団でデビューし、直ちに再招請を受けた。またマルメー・オペラとノールランド・オペラでも再演の予定。

 これまでにスタヴァンゲル交響楽団、セナーユラン交響楽団を率いてヨーロッパ・ツァーを行っている。昨今、その活動はますますドイツと全北欧諸国中心になっており、各地の主要オーケストラ、主要オペラ劇場で指揮している。ロイヤル・ストックホルム・フィル、スウェーデン放送交響楽団、ノールショーピング交響楽団、スタヴァンゲル響、マルメー交響楽団、トロンハイム交響楽団、アイスランド交響楽団、タリン、スウェーデン放送合唱団、加えてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団、メキシコのOFUNAM、オランダのブラバンド管弦楽団と北オランダ・フィルハーモニー管弦楽団、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団、ドイツのアウクスブルク、イェーナ、ゲーラ、そしてイギリスのボーンマス交響楽団、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、BBCスコティッシュ交響楽団、アイルランド国立交響楽団、アルスター交響楽団などである。


コンサート批評

ワルシャワ国立フィルでのデビューコンサート2011年5月  
「・・・彼はニールセンの交響曲第3番で観客を魅了した、・・・その極めて深い信念と自由と喜びによって、控えめに言ってもベートーヴェンの交響曲第7番に匹敵し得るほどであった」
ポーランドの音楽誌 Ruch Muzyczny

「ウィレンの偉大なわざと、《ヘリオス序曲》(ニールセン)の情熱的な演奏が際立っていた。そしてそれはシベリウスの交響曲第2番では更に極まっていた」
独ヴォルフスブルグ・アルゲマイネ紙

「ウィレンのタクトの下聴く者をすっかり虜にして、リムスキー・コルサコフの人気作品《シェラザード》の物語が直感的な演奏で紡がれていった・・・」
英国ボーンマス・エコー紙

  オペラでも活躍をみせ、エーテボリ・オペラや、ストックホルム王立オペラ劇場、オスロのノルウェー国立オペラで、《セビリアの理髪師》、《さまよえるオランダ人》、《蝶々夫人》、《トゥーランドット》を振ったのを始め、ピーター・ベングストンのオペラ《乙女たち》のほか、ストックホルムのフォーク・オペラやカールスタードのヴェルムランド・オペラで数々の新作の初演を手がけてきた。

 アテネのギリシア国立オペラ(GNO)でのデビュー《メリー・ウィドー》
「ニクラス・ウィレンは、レハールの軽やかに優雅で旋律の美しい音楽をいかに伝えればよいか熟知していることを示した。オーケストラを溢れるほどの生気と活気で率い、GNOのオーケストラから整っていて華麗、そして空気のように軽く優雅な音を引き出した。またソリストたちを堅実にサポートし続けた。」
To Pontiki紙 2012年3月8日付
評:Giannis Svolos

 ニクラス・ウィレンは古典派、ロマン派、現代音楽のレパートリーに強い愛着を感じており、スウェーデン放送響、ロイヤル・ストックホルム・フィル、ストックホルム王立オペラ、エーテボリ交響楽団、マルメー・オペラ、セナーユラン響、アイスランド響、ノールショーピング響、スンドスヴァル室内管、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管、BBCスコティッシュ響、アイルランド国立響などと録音している。


ディスク批評

プロコフィエフのピアノ協奏曲全集:セナーユラン響
「ウィレンの共演者への理解とサポートはすばらしい。マルシェフの自己主張の強いピアノにもマッチするように、オーケストラを巧みに煽っていた」
「息をのむ素晴らしさ、エクセレント」


ニールセン:セナーユラン響
「ウィレンのニールセンは実に巧妙にペースがとられている。・・・ウィレンの(演奏)は本当にすばらしい。・・・模範的名演の《ヘリオス序曲》」

アルヴェーンの管弦楽曲全集 Vol.2(ナクソス):アイルランド国立響
「バレエ組曲『放蕩息子』の陽気なポルカ6番でみせるウィレンのしゃれっ気のある演奏や、交響曲第2番の曲を締めくくる激しいフーガで奏者たちを巧みに導いていくのを聴けば、このCDが惜しみない称賛を受けたわけがよくわかるというものだ」

(2017年10月 現在)

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