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◆サン=サーンス：ヴァイオリン・ソナタ 第1番
ニ短調 Op.75
◆ルクー：ヴァイオリン・ソナタ ト長調
【録音】2013年9月25-27日 相模湖交流センター
FOCD9665 定価￥2,857＋税
Fontec
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レコード芸術 '15 5月号 室内楽曲 特選盤
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音楽現代 '15 5月号 室内楽・器楽曲
推薦 漆原朝子久しぶりの新譜である。それがサン＝サーンスとルクーというのがいかにも彼女らしい。聴き始めてすぐにわかることは、これらの曲に籠められた情念やドラマティックな展開に重きを置いた丁寧な音造りがなされていることだ。感覚に身を任せた雰囲気に頼る演奏ではない。サン＝サーンスもルクーワーグナーの影響を強く受けていることは良く知られているが、それが実に良くわかる演奏なのである。言葉を換えれば、一つ一つの音符に意味が付与された観念的な演奏なのだ。同い年の渡辺玲子や竹澤恭子に比べると今ひとつ地味な印象を受ける彼女だが、今年49才、ヴァイオリニストとして一番充実した時期である。今後の活躍に大いに期待したい。
☆佐藤康則
音楽の友 '15 5月号 今月の注目盤（諸石幸生）
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